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凛として時雨の歌詞に出てくる「君」って誰?/アルバム「#5」で考察

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凛として時雨のギターボーカルTKが創り出す歌詞の世界には謎が多いですよね?

その中でも頻出単語である「キミ」は一体誰なのか考えてみます。

 

 Ultra  Over correction 

血だらけの汗が君を笑っている

隠し続けた綻びの裸も震えている

 

アルバム1曲目から「君」は登場します。

全体的になんかリアリティーがあって苦しくなる歌詞ですよね。個人的にけっこう衝撃的でした。

 

自分の見せたくない部分や、醜い部分にマスカラしたりマスクしたりして隠してるし、仮装して綺麗に見せようとしてるけどもうギリギリ。

ていうかぼろが出てバレてるかもしれない。

という所までを描写していると考えています。

 引用している「血だらけの汗」という表現なんてとてもリアルだし緊張感がありますよね。

 

それで「君」について。

「血だらけの汗」と「震えている裸」は「自分自身」のものでしょう。

では「自分自身の血だらけの汗」は誰を笑っているか。

ここまで自分の綻びを訴えてきているため、「綻んでボロが出てきた自身」だと推察します。

 

「自身の血だらけの汗が自身を笑っている」のです。息苦しいですね。

この曲では、「君=自分自身」だと解釈します。

 

Tornado Minority

殺さないで 君の魔法を 怖くなって許さないで 

 

迷宮に連れられた 君は何を歌うの?

 この曲の「君」は、魔法が使えて、幻を掴んでいて、歌うことができます。

混ぜたりこ○すべきではない、「君」しか持てないInspirationを持っています。

 

この曲の「君」とは、「自身」の中の曲作りを司る「部分」と考えればすっきりするのではないでしょうか。

「投影」「共鳴」というワードから察するに、音楽的な表現力を含む、「自分自身の中の音楽的な才能」までをも指している印象も受けます。

 

この曲に関しても「君=自分」だと推察します。

厳密に言うと「自分の中にある音楽を産み出したり表現したりする部分」といった感じでしょうか。

 

#5

守るべきものに飲み込まれていく

もう いっそのこと君を食べてしまいたい

 

輝く未来から 僕を引き剥がして

もう いっそのこと 君をこ○してしまいたい

 

#5では、主人公(たぶんTK)が手にいれたものに対する言及があるのが特徴ですね。

 手にいれたものは、「かけがえのないもの」「壊せないもの」とされています。

引用した歌詞中にある「守るべきもの」も手にいれたものとしてカウントしていいんじゃないかと思います。

 

そして、主人公が手にいれたもののせいで恐怖感に襲われたり飲み込まれたりしてしまう。いっそ食べてしまいたい、こ○してしまいたいと感じていると考えると、

「手にいれたもの=君」と言っていいはず。

 

じゃあ「手にいれたものたち」とは何だろう。

 

少し踏み込みます。

「君」という言葉が、

「凛として時雨(TK)が創り出し、表現する世界に魅了された人(ファン)」を指すと考えるか、「音楽のキャリアの中でTKが手にいれてきた音楽的な力」を指すと考えるかで解釈が別れると思います。

 

僕は、前者の「凛として時雨(TK)の世界に魅了された人」のことを指していると考えています。

 

・「君」のせいで輝く未来を期待したり実際に迎えてしまう。これはちょっと違う。

・「君」のせいで強くなったり弱くなったりして飲み込まれそう。

・自分は焦燥感に駆られているくらいの感じでいた方がいいんじゃないかと感じている。

 

これらの文脈において、「君」を「凛として時雨の世界観に魅了された人」で置き換えてもすっきりしますよね。

 

#5では「君」=「今これを読んでいるあなた」と解釈できます。

 

ちなみにI'mperfectに収録されているキミトオクでは、

満たされて乱されないように

不安が欲しくなって

憧れの眼差しなんかに騙されたく無いよ 

こういった表現がありましたよね。

この精神状態とかなり深い関わりのある曲かと思われます。

 

まとめ

アルバム「#5」に出てくる「君」は自分自身であったり、凛として時雨フォロワーだったりするんじゃないかっていう考察です!

もちろん個人的な解釈なので「個人の感想」くらいの感じで流しちゃってください!

 

Ene meも考えたりしてみたんですが、どうも音楽的な苦悩だけではなくけっこう込み入った精神世界の苦悩をテーマにしてる感じがあって、収集がつかなくなりそうなので諦めました。

 

chocolate passionは曲が出来るまでのレシピのような捉え方が出来るので、「自分自身系」かなと思っています!

 

最後まで読んでくださってありがとうございます!